大学生・若手社会人のみんなへ

慶應からコンサルに入社した筆者が、若者の就職・転職活動に役立つTipsを紹介するブログ。

中小企業を志望していたぼくが新卒で大企業に入って実感したメリットとデメリット




新卒で就職するならゼッタイ大企業が良いっっっ!!
 
さてみなさん、
 
・「大企業と中小企業どっちがいいんだろう?」
 
という疑問をお持ちではありませんか?
 
当記事では、そんな「大企業と中小企業どちらが良いか」というお悩みを、
中小企業志望だったけど大企業を選んだ筆者が解決します。
 
具体的には
 
・大企業とは何か
・中小企業とは何か
・入って実感した、中小企業にはない大企業のメリット
・大企業のデメリットは?
・新卒入社するなら大企業だ!
 
の順番にご紹介していきます。
 
5分くらいで読めますし、ご自身が大企業向きか、中小企業向きかハッキリする可能性が高いので、まずはご一読を!
 

中小企業とは?

中小企業の定義を引用してみましょう。

中小企業基本法第2条第1項】資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人であつて、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第4号までに掲げる業種を除く。)に属する事業を主たる事業として営むもの

(引用先:

大企業の定義、説明できますか?意外とわからない企業規模の定義を解説|ferret [フェレット]

大企業とは?

実は、大企業の明確な定義は一切ありません。

法律で定義されているのは上記の「中小企業」のみ。

 

では、一般的に言われる「大企業」とは、どんな企業を指すのか。

それは、「中小企業以外の会社」です。

つまり、上記の中小企業の定義に当てはまらない規模の大きい企業は、総じて大企業と言うことができますね。

実感した大企業のメリット

実際に大企業に入社してわかった、大企業のメリットを解説します。

具体的には、次の15個です。(多いw)

・給料が凄くよい
・福利厚生がものすごく手厚い
・ネームバリューがある
・社会的信用力がある
・会社の将来性・安定性が高い
・転職の幅が広がる 
・労働時間・休暇制度が充実している
・良質な人間関係を築ける
・仕事内容が面白い
・教育制度が充実している
・人事制度がしっかりしている
・良い仕事の習慣が作れる
・大人数をまとめて動かす経験ができる
・職種が向いていないときに「社内移動」ができる

給料が凄くよい

大手企業の多くは、一般的に給料が高いです。

日本人の平均年収は約440万と言われていますが、会社によっては新卒で500万を超えます。

筆者の会社も1年目で550万弱貰えますし、外資系の投資銀行に入社すれば初年で700万円を超えることも。

福利厚生がものすごく手厚い

家賃補助、交通費、社会保険料の負担など、金銭面で大企業はとても優遇されています。

中小企業の場合、恐らく

ネームバリューがある

ネームバリューも半端ではないです。

家族・友人含めて誰もが知る会社に入れれば、まさに鼻高々。

もちろんそれが全てではありませんが、少なくとも自身を持って人前で出られることは間違いありません。

社会的信用力がある

銀行や不動産は、会社によって貸せる金額、金利が異なるという現実もあります。

ここで注目なのは、社会的信用力は、個人の能力以上に、「所属している会社名」に依存しているという事実です。

もちろん社会人として活躍するのも大切ですが、仮に自分が「無能」でも、会社の圧倒的なブランド力が自分を守ってくれますよ。

会社の将来性・安定性が高い

将来性も非常に高いです。

最近、

「大企業だっていつ潰れるかわからない!」

という主張が増えました。

しかし、考えてみてください。

中小企業より、安定してますよ????

 

大企業のすごさは、時が経ってもなお潰れることのない、優秀なビジネスモデル・製品のクオリティの高さなんです。

もちろん潰れる可能性は高くなりましたが、少なくとも中小企業よりは安定しているのが現状ですよ。

別記事でも詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。

for-employees.hatenablog.com

転職の幅が広がる 

大企業に入ると、少なくとも「君、就活で評価された人間なんだね」と思われます。

これは間違いありません。

もちろん、会社の中で成果を出すのも大切です。

しかし、「良い会社に入る」のも、実は日本社会では重視されています。

学歴が重視されるのと同じですね。

良い会社に入るのは、目に見える、わかりやすい「努力の証明書」なのです。

労働時間・休暇制度が充実している

ブラック企業」という言葉が流行って久しいですが、大企業にはホワイトな会社もとっても多いんですよ。

定時で帰れたり、きっちり残業代を請求できたり。(本来当たり前なんですけどねw)

理由としては、「労働環境の整備」をしっかりしていないと、会社が損をするかもしれないからです。

特に有名な大企業だと、ニュースになってしまう可能性もあります。
(某有名広告代理店の例は記憶に新しいでしょう。)

一方、中小企業の場合、必ずしも労働環境が整備されているわけではありません。実際は社長のワンマン経営で、ブラック労働を強いられる、というのはよくきく話です。

良質な人間関係を築ける

大企業に入るのは、相当な準備が必要です。

つまり、事実として「相当な準備をした人」しか周りにいない環境なわけです。

ある程度の努力をキチンとできる人の集まりなので、人材の質は当然高くなりますよね。

そこでも人脈は将来に生きること間違いありません。

実際同期とよく話しますが、自分とは次元が違うアタマの良さを持っている人が多く、いつも刺激をもらっています。

仕事内容が面白い

大企業は面白い仕事が意外と多いですよ。

例えば、1億円のお金が動くプロジェクトにアサインされたり、重要な事業戦略の案件を任されたり。

日本の大企業が「戦略・マーケティング」などの上流工程を牛耳っているんですよ。

ここの領域に惹かれ、精力的に出世を目指す人は少なくありません。

教育制度が充実している

教育のレベルも整っている企業がとても多いです。

入社して数ヶ月は、先輩に手取り足取り教えてもらいながら、給料をもらえます。

その後もOJTという形で、先輩の背中を見ながら仕事とはなんたるかを教えてもらうことができます。

中小企業の場合、基礎力がつかないままいきなり仕事を任されることも多いため、成長の効率が低くなってしまう場合もあります。

人事制度がしっかりしている

評価制度も整っているため「どのように成長すればよいか」の指標も明確。

社内で出世する方法もわかるため、努力の方向性も定まります。

目標が決まった状態で日常生活を送れるので、日々の時間がとても有意義になります。

良い仕事の習慣が作れる

名刺の渡し方、訪問の仕方、メールの書き方、電話の話し方など。

実は一般社会では、明文化されていないがとても重要なルールが多いです。

その傾向は、特に大企業で顕著です。

そのルールを新人のうちに学べることは、今後の社会人人生に多いにプラスに働くことでしょう。

大人数をまとめて動かす経験ができる

大企業は、プロジェクトの規模がケタ違いです。

1億円を超えるディールはザラですし、そこに新人がコミットできる場合も多い。

さらに成長すれば、大人数をまとめて動かす経験も積めます。

職種が向いていないときに「社内異動」ができる

大企業では職種が多々あるため、ある仕事が向いていないとなった場合、相談して別の部署に異動することができます。

新卒時にどの職種が自分に向いているかなんて、わからないじゃないですか。

ある意味、社内異動は最高のリスクヘッジなんですよ。

大企業のデメリットは? 

大企業のデメリットも、少ないですがあります。

それは、「進む方向性が明確な人にとっては無駄になる」という点。

例えば、エンジニアとして技術を極めたい、という人がいたとします。

しかし、大企業に入ると、文書の作成など瑣末な業務が多く、時間の無駄になってしまうケースもあるのだそうです。(実際にエンジニアの知人に聞いた事実です。)

なので、当記事のなかでどうしてもコミットした職種があれば、その道で最大限スキルが磨ける環境に身を置くのも良いかもしれませんね。

新卒入社するなら大企業だ! 

プラチナチケットの新卒カードをどこに使うか。

ぼくも就活時にはとても迷いました。

でも、今なら言えます。

新卒カードを使うのは、大企業です。